Cutlery
カトラリー文化
カトラリーとは 食卓用のナイフ・フォーク・スプーンなどを
集合的にいう語とされています。
私たちは 基本的に箸食文化ですから
カトラリーは 馴染みが少ないかもしれませんが
現代は イタリアンやフレンチなども多くなりましたので
カトラリーを使うこともあるかと思います。
Interior shop maison de Leaf は
イタリアEME 社のカトラリーを 販売しておりますので
少しずつ揃えていただいたり プレゼントなどにいかがでしょうか・・
カトラリーといえば 欧米文化になりますが
以前読んだ本に カトラリーの感動的なくだりがありましたので
ご紹介をさせていただきます。
吉村葉子著
「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」
*ピカピカに磨きこまれたカトラリー
『これが私たちから 貴女への結婚のお祝い。
私が20歳で結婚したとき 私の母つまり
貴女の曾おばあさんが 私にくれたカトラリーですよ。
・・・
57年間で2回 メッキをし直しました。
・・・
これからは 貴女の時代なのだから
素敵なお友達をたくさん呼んで
このカトラリーで ディナーをしてもらいたいと思います。
おじいさんとおばあさんから
貴女たちへのこれが結婚のお祝い』
ピカピカに磨きこまれたカトラリー。
おばあさんから孫に 一本も欠けることなく
世代を超えて使いつがれる132本のナイフとフォークとスプーンは
一族のまさに女性の歴史を物語っている。
このセレモニーの一部始終を傍観していた私は
自分が主人公になった気分でこう思った。
こんなに愛情がこもったプレゼントが他にあるだろうかと。
* * * * * * * * * * * * * * * * * *
親から貰ったカトラリーを 57年間も大切に使う文化と
それをお孫さんにプレゼントして使い続けるという
文化や価値観には とても感動しました。
そして 本の中で紹介されていましたが
パリでは若いときから人を招き ディナーや会話を楽しむことで
社交性が育まれ 自立した人間になるとの価値観に 共感しました。
私たちは モノが溢れている時代を過ごしていますが
モノを大切にする文化や価値観は とても大切なことだと思います。
カトラリーの話しは 人間として大切な心や文化を 教えていますね。
リーフは インテリアコンシェルジュやリノベーションを通して
モノを大切にする文化や価値観を 推進していきたいと思います。
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