Mantelpiece
マントルピースについて
マントルピース とは 暖炉の焚き口の上部や周辺装飾の総称で
わが国では 和室床の間のような精神的意味をもち
西洋では 室内装飾の中心とのことです。
リーフサロンをリノベーションするにあたり
大画面TVを中心としたサロンにはしたくないと考え
装飾としてマントルピースのデザインを考え製作をしました。
日本の住まいは 吉田兼好『徒然草』の有名な一節
「家の作りようは夏を旨とすべし。冬はいかなる所にも住まる。
暑き比わろき住居は 堪えがたき事なり。」
として 高温多湿な風土に合わせ 高床式や窓を大きくとり
開放的で通気性に富む 和室中心の住まいづくりをしてきました。
現代とは違い エアコンがない時代でしたから
寒さより暑さ対策こそ問題であったと推察されますが
現代は 高気密高断熱といわれる住まいが中心となりました。
衣 食 住の文化は 時代ともに変遷をしていくと思いますが
世界広しといえ 住まいに流行があるがごとき文化は
残念ながら わが国だけではないでしょうか・・
住まいは心の鏡 インテリアは自己表現との言葉を忘れず
住まいには その人となりが表れるといわれますので
お洒落な空間を表現できればと思います。
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