Rich Old English House

Leaf

2010年04月11日 12:00


イギリスと日本の家 について


井形慶子著 「古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家」

ユニークなタイトルの本から 一部を紹介したいと思います。





*建築に造詣あるチャールズ皇太子が テレビ番組で発言

「イギリスの建物は 木や草花と同じ 土から生え育ち

その土地の風景に溶け込んでいる。

だから 世界中の人たちが イギリスを訪れ

そのあり方見て感嘆するのです。

イギリスの建物は natural growth-

あるがままに育っているからです。」*





歴史と伝統を重んじるイギリスの文化には

自然を愛し 自然を守り 自然と共存する価値観があり

住まいや暮らしも その価値観に根付いた生活文化があります。

何でも新しいものに飛びつき 熱しやすく冷めやすい文化は

イギリス人の文化や価値観とは対極かもしれません。





本の中で在日10年のイギリス人から見た日本の住宅として

日本の住宅観には思想がなく どんな暮らしをしたいのか

住まいからは 見えてこないとの記述があります。


住まいは 家族が生活を営むライフスタイルの場であり

暮らしを通して 人生観 価値観 生活習慣などが

思想として表現されるべきだと思います。






ロンドン パリ ローマなどの街や社会環境には 思想 精神性が表れ

私たちの社会環境や生活文化の改革を強く感じていますが

先ず 日本人として 意識改革が大事だと思います。



この本は 2000年12月発行で 10年ほど前になりますが

 ミレニアム 2000年5月の英国旅行の思い出がよみがえります。


*テムズ川ディナークルーズで ミレニアムを祝い踊った思い出

*ビッグベンからビクトリア宮殿まで高層建物は禁止され美しい景観





*閑静な高級住宅地で お洒落なショップがたくさんあるノッティングヒル

*バーフォードで宿泊したB&B の生活文化とショップなどのインテリア

*伝統様式で美しく気品のチューダー建物リバティやハロッズデパート





*広大なコッツウォルズ(羊の丘)の自然や 歴史を感じさせる村の建物

*町中を川が流れ自然が美しい村のボートン・オン・ザ・ウォーター





イギリスの詩人 劇作家で 世界演劇史を通じて最大の劇作家

といわれるウィリアム・シェイクスピアの箴言です。

*愚者は己れが賢いと考えるが 賢者は己れが愚かなことを知る。*


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