Book
思いのままに生きなさい
塩月弥栄子95歳 「思いのままに生きなさい」より
“ 今から約350年ほど前 千利休の孫・宗旦の息子たちがそれぞれ独立し
表千家 裏千家 武者小路千家に分かれ 裏千家十四代家元
淡々斎の長女がわたくし塩月弥栄子でございます。
茶道は禅宗を媒介として その精神世界に哲学を見出し
普遍的な美を求めようとしてきました。しかし わたくしが茶の湯に心底魅了されるのは
いかなる場面でも柔軟な心で対応するという「もてなし」の美学です。
もてなしには 人の心を和ませたり 安らぎを与える工夫が満ちています。
だからわたくしも そういう素敵な心を持つ人間になるために
お茶を学びたいと感じたんでしょう。 ”
塩月さんは20歳で結婚し4人の子を授かりましたが 夫婦生活は破綻し
4人の子(長女9歳 長男8歳 次女5歳 次男3歳)を置いて
家を出てしまい 三畳一間のバラックに間借りし
千家の娘を隠し会社勤めをしますが お茶汲み・掃除など雑用係・・
しかし「日本一のお茶汲みになろう」や掃除も前向きにやりやがて評判になります。
塩月さんの波瀾万丈の人生から多くを学べるお薦めの一書です。
華道 茶道家 塩月弥栄子
「気働きで人間のうつわを磨いて・・
人づきあいの極意は相手を認める おだやかな心で接する。
聞き上手になること。人間はニコニコしている人のそばにいたくなるものです。」
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