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2013年08月07日 12:00


思いのままに生きなさい


塩月弥栄子95歳 「思いのままに生きなさい」より


“ 今から約350年ほど前 千利休の孫・宗旦の息子たちがそれぞれ独立し

表千家 裏千家 武者小路千家に分かれ 裏千家十四代家元

淡々斎の長女がわたくし塩月弥栄子でございます。


茶道は禅宗を媒介として その精神世界に哲学を見出し

普遍的な美を求めようとしてきました。しかし わたくしが茶の湯に心底魅了されるのは

いかなる場面でも柔軟な心で対応するという「もてなし」の美学です。

もてなしには 人の心を和ませたり 安らぎを与える工夫が満ちています。

だからわたくしも そういう素敵な心を持つ人間になるために

お茶を学びたいと感じたんでしょう。 ”


塩月さんは20歳で結婚し4人の子を授かりましたが 夫婦生活は破綻し

4人の子(長女9歳 長男8歳 次女5歳 次男3歳)を置いて

家を出てしまい 三畳一間のバラックに間借りし

千家の娘を隠し会社勤めをしますが お茶汲み・掃除など雑用係・・

しかし「日本一のお茶汲みになろう」や掃除も前向きにやりやがて評判になります。

塩月さんの波瀾万丈の人生から多くを学べるお薦めの一書です。























華道 茶道家 塩月弥栄子

「気働きで人間のうつわを磨いて・・

人づきあいの極意は相手を認める おだやかな心で接する。

聞き上手になること。人間はニコニコしている人のそばにいたくなるものです。」

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