PACS
二人の連帯
"二人の連帯"という気になるタイトルのコラムをご紹介。
結婚に準じた「パクス婚」という制度が
フランスに登場し10年が経過 現在その数は
正式な結婚二組に対して 一組に上るとのことです。
「パクス(PACS)」とは "連帯市民協約" と約され
「パクス婚」は 裁判所の書記課でサインし結ばれるので
簡単な分だけ一方がやめるといえば 破棄できるとのことです。
結婚の面倒なところは切り捨て 日常生活を送る上で
便利なところだけを享受できるというのが
「パクス婚」人気の鍵とのことです。
わが国の 形式重視の文化からすれば
何ともドライであり 短絡的な感じがしますが
逆に精神的土壌が できている所以だと思います。
*もともとフランスでは 事実婚のままでも
日常生活にさしたる支障は無く
とりあえずは共同生活を始め
子どもの誕生を機会に結婚 または
高齢になって財産相続を考えて
結婚という形が多かった。
こうした社会的下地があってこそ
「パクス婚」 が根づいのだろう。*
カップル社会といわれる フランス社会と
私たちの歴史 文化 価値観とは 違いますが
どんな制度でも 完全な制度は ないと思います。
「パクス婚」とは 地球の縮図といわれる
最小単位の家庭を "二人の連帯"で築き上げ
自立した人間として 社会貢献を果たすことが大事で
"結婚"との形に拘らない 社会的文化ではないでしょうか・・
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