Scrap and Build

Leaf

2010年04月29日 12:00


歌舞伎座&東京赤坂プリンスホテルについて


歌舞伎座&東京プリンスホテルの経緯をネットで調べました。



*松竹では 老朽化 耐震性 バリアフリーへの対応などを理由に

三菱地所と共同で 劇場と一体にした改築計画を公表。

2005年 伊藤滋早大特任教授を座長とした

『歌舞伎座再生委員会』を組織し

耐震補強による利便性低下や費用で

「建て替え+超高層オフィス棟」 との結論。



しかし 岡田信一郎設計の劇場は 国登録文化財で

東京銀座の重要なランドマークから保存の要望も出された。*





学者たちによる再生委員会で議論を重ね 建て替えとのことですが

新劇場と超高層複合施設との一体型に 改装との発想には

悲愴感になるというのは あまりにも大げさでしょうか?




世界的建築家である 丹下健三さんが設計された

東京赤坂プリンスホテル も老朽化や収益悪化などにより

来年3月で営業終了し建て替えとのことです。

新館は1983年3月開業ですから たった築27年です。

歴史的建造物や将来歴史に残す建造物にするとの

思想や価値観が根付かないのでしょうか?





わが国は いつまでこんな繰り返しをするのでしょう・・

私たちは 歴史的な文化財や文化財となりえる建造物など

古きよきものを 後世に残すという文化を大切にしたいと思います。


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