Column
人生の四季
桐島洋子さんのコラム"人生の四季"よりご紹介。
*五十歳で 子育て卒業を祝い親子四人で
世界を巡遊した時 インドで一生を四季に棲み分ける
四住期の思想に出合ったこと それが私の生き方を変えた。
春は 学問や修行に励む青年の学生期
夏は 仕事に勤しみ 家族を育てる壮年の家住期
秋は 収穫と自由を楽しむ熟年の林住期
冬は 煩悩を洗い落とし安らかな死に備える老年の遊行期
そうか 自分も林住期なのだと気付いた私は
早速 宣言をして 仕事をどんどん絞り
カナダバンクーバーに晴耕雨読の
基地として「林住庵」を設けた。
みるみる四季が巡って二十年が過ぎ
全然歳をとった自覚もないまま
七十歳の誕生日を迎えた。
そして バンクーバーの友人が開いてくれた
盛大な古希祝いの宴に感動した私は
「最後のご奉公」などと時代物の言葉を口走り
「遊行期を前に 今危うい日本に向き直り もう一働きし
素晴らしい林住期で得た貴重な学びや悟りを
精一杯役立てたい」と大見栄をきった。
さて 最後のご奉公だが 軽薄なマスコミには
ほとんど愛想を尽かしている私だから
これから膝突き合わせミニコミで
もっと深い話しをと自宅で
大人の寺子屋「森羅塾」を開いた。
ホームページで 告知をするだけだが
月に数回 二十人前後が集まってきてくれる。*
精神大国といわれるインドの四住期思想
春- 学生期 夏- 家住期 秋- 林住期 冬- 遊行期
学生期 家住期は 人生の土台を築くべき期間
そして林住期である現在は 内面を高め
社会と自己の中間で生きる時期
土台を築く学生期や家住期の過ごし方
そして 内面を見つめ精神的向上との林住期
一日を価値的に大切に生き 遊行期にて人生最終章
四住期の思想&人生の四季との価値観を学び実践し
充実した人生を過ごしていければと思います。
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