Column
技術より発想が肝心
"フットボールの熱源" よりご紹介。
"ファッション業界に強い英国在住のライターが
興味深い話しをふと口にした。
「日本ではデザインという言葉の概念が
正しく理解されていないような気がするんですよ」
英国では デザインとは何かを発想することであって
それを紙の上に絵として描くことではないという。
つまり デザイナーとは絵を描く技術者ではないという。
「それなのに日本のデザイン学校は
絵をうまく描く技術ばかりを教えているのではないか」
日本のサッカーの指導現場でも同じことが
起こっているのではないか。
「クリエイティブな選手をつくろう」と目標を掲げても
技術を教えることに必死になっている。
いわゆる「教えすぎ」の弊害が問題視されているのに
なかなか現場の指導者の意識は変わらない。
日本代表のオシム前監督は
「選手育成のシステムが整備されるほど
指導者は画一化される」と指摘。
結局選手は教えられたことしかできない。
まずは 想像力が豊かかどうかは生まれつきであって
いかに発想するかは授けられるものではない
という考えを捨てる必要がある。"
わが国の教育は 知識の詰め込みといわれ
発想力・思考力・創造力などに遅れているとの傾向。
新しもの好きで横並び・画一的・物真似といわれる文化
知識・技術偏重から発想・創造力へと価値転換。
一人ひとりが発想力&創造力への意識改革を図り
受動的から能動的な人間社会の実現期待。
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