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2010年07月09日 12:00


過保護社会 


読み返しをしているパトリス・ジュリアン著

生活はアート」から一部をご紹介。


"フランス人の両親は

子供にも大人の理屈で話をします。
      
フランスの子供が大人びているのは

早く大人になりたから。

子供扱いされるのは我慢できないからです。
    


(paris seine ~ photo 近藤ゆきえ)


反対に日本人は いつまでも

大人になっても甘えていたい。

自分の力を信じられずに

ママとか強い薬が欲しいと思う。



(paris seine ~ photo 近藤ゆきえ)


日本に来て驚いたのは

電車に乗って降りるときにアナウンスが入ること。

「忘れ物に気をつけて」「足元に注意して」と

幼い子供に言うようなことが

駅のスピーカーから流れていました。



(paris seine ~ photo 近藤ゆきえ)


いつまでたっても 優しいママが

教えてくれるかのようです。

日本人は大人になっても

守られていたいのでしょうか。"



(paris seine ~ photo 近藤ゆきえ)



読むほどに価値観が共通しているとの認識

大人になりきれない人が多すぎる私たちの社会。


野球賭博で問題になっている日本相撲協会や

政治・経済・教育界などを見ても同じことが繰り返され

自ら厳しく律する姿勢など自浄能力なき社会だと思います。





”大人になりきれない”というひと言に尽きるのでしょうか・・


婚活事業が流行っていると報道されていましたが

30過ぎの男女が先生とおぼしき人に教えられ

デートを想定した模擬試験まであることに

思わず笑ってしまいT.Vを消しました。



(paris seine ~ photo 近藤ゆきえ)


ファッションからマナーまで細かく教えるということは

教える側も教えられる方も大人になりきれてなく

いつまでもママに甘えているという体質。


人に教えてもらうことは必要ですが

自らが考え行動することは人間として重要

自立した人間 大人の社会構築が必要だと思います。


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