Book
過保護社会
読み返しをしているパトリス・ジュリアン著
「生活はアート」から一部をご紹介。
"フランス人の両親は
子供にも大人の理屈で話をします。
フランスの子供が大人びているのは
早く大人になりたから。
子供扱いされるのは我慢できないからです。
(paris seine ~ photo 近藤ゆきえ)
反対に日本人は いつまでも
大人になっても甘えていたい。
自分の力を信じられずに
ママとか強い薬が欲しいと思う。
(paris seine ~ photo 近藤ゆきえ)
日本に来て驚いたのは
電車に乗って降りるときにアナウンスが入ること。
「忘れ物に気をつけて」「足元に注意して」と
幼い子供に言うようなことが
駅のスピーカーから流れていました。
(paris seine ~ photo 近藤ゆきえ)
いつまでたっても 優しいママが
教えてくれるかのようです。
日本人は大人になっても
守られていたいのでしょうか。"
(paris seine ~ photo 近藤ゆきえ)
読むほどに価値観が共通しているとの認識
大人になりきれない人が多すぎる私たちの社会。
野球賭博で問題になっている日本相撲協会や
政治・経済・教育界などを見ても同じことが繰り返され
自ら厳しく律する姿勢など自浄能力なき社会だと思います。
”大人になりきれない”というひと言に尽きるのでしょうか・・
婚活事業が流行っていると報道されていましたが
30過ぎの男女が先生とおぼしき人に教えられ
デートを想定した模擬試験まであることに
思わず笑ってしまいT.Vを消しました。
(paris seine ~ photo 近藤ゆきえ)
ファッションからマナーまで細かく教えるということは
教える側も教えられる方も大人になりきれてなく
いつまでもママに甘えているという体質。
人に教えてもらうことは必要ですが
自らが考え行動することは人間として重要
自立した人間 大人の社会構築が必要だと思います。
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