living
the reasons for living
I'm home Story in JAPAN
"「リビングでどのように過ごしているか?」
と問われたらソファに寝そべってテレビを見る
子どもの遊び場と化している・・・
そんな答えが返ってくるのではないだろうか。
かつてのようにゲストをもてなす応接間がなくなり
一家団欒の時間も少なくなったことで
リビングの役割が曖昧になっている。
家族やゲストが集う場所として
住まいの中心にレイアウトされながら
十分に機能を発揮していないのが
日本におけるリビングの現状だ。
日本ではソファとテレビが置かれた場所を
リビングだと捉えることが多い。
しかし欧米におけるリビングは
本来「応接間」という意味をもつ「サロン」であり
ゲストを迎えるための社交場であった。
日本に「リビング」という概念が導入されたのは
戦後の民主化と欧米文化の流入に伴う
わずか半世紀ほど前のことで
公団住宅やマンションの登場と共に生まれた
新しいライフスタイルを象徴する存在だった。
そのような社会の急激な変化により
私たちは欧米文化の中で生まれた
リビング本来の意味を理解することなく
現代に至っているといえよう"
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わが国の衣 食 住は 短期間の欧米文化導入にて構成
住まいの文化において和洋折衷なる独自の文化
ライフスタイルの多様化などによる個性化
戦後における高度成長時代の公団住宅がモデル
和室中心からL.D.Kのワンルームへと変遷
豊かなリビングのプランニングを提案
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