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2010年11月25日 12:00


語源 "銀ブラ"


語源 遺産の旅 よりご紹介


"この秋新装開店した銀座三越の売上が

62%増だそうです。「銀ブラ」の復活です。

「銀ブラ」という言葉が誕生したのは大正4~5年頃とのこと。





詩人の佐藤春夫や作家の小島政二郎・・など文人や

慶応義塾の塾生たちが授業を終えてから

さらに議論を戦わせるために

慶応義塾から銀座までブラブラ歩いたのです。





さらにこの元祖「銀ブラ」には明確なゴールがあり

当時一世を風靡していた銀座の「カフェーパウリスタ」です。

芥川龍之介や永井荷風といった文人の溜り場で

1杯5銭のブラジルコーヒーを飲みながら議論。





そうなんです「銀ブラ」とはもともと三田から銀座まで

ブラブラ歩いて銀座でブラジルコーヒーを飲む。

2つの「ブラ」をかけたシャレだったのです。"





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パウリスタ」とはサンパウロっ子という意味で

カフェーパウリスタ」の創業は明治43年(1910年)

幾多の文人や学生たちがコーヒーを飲みながら

議論を交わす光景が想像されます。





モノはなくとも大きな志しをもって

若者が日本の将来など活発に議論

古き良き時代に人間としてロマンを感じます。


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