Book
それからのパリ
久しぶりに昔読んだ本を開いたので
雨宮塔子著 「それからのパリ」 よりご紹介。
"パリはカップルが基本の社会だ。
子供が生まれてもライフスタイルが子供寄りになることはなく
あくまで夫婦が中心であるのに変わりはない。
寝室も早くから親と子を分ける。
早ければ生後7ヶ月にはオムツからも卒業し
寝るときは一人で寝るものだと無意識に自分を律してゆく
フランスの子供たちが 日本の子供たちよりも 精神的に
大人になるのがずっと早いのも頷けるような気がする。
子供が夜泣きして夫婦の寝室のドアを叩くことがあっても
ドアに鍵をかけて頑なに開けないのだという。強い。
子離れの早い大人中心の国。
子供に冷たいとか関心事が自分自身であるとかいう前に
子供を自分たちの所有物としてでなく
あくまで一個の人格とみなし そう扱う逞しさがある。"
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雨宮さんが渡仏してから結婚・出産・子育てをする中で
子供への躾・愛情・生活文化・価値観などについて
良き体験として紹介されていると思います。
子供を自分たちの所有物でなく一個の人格とみなして
精神的に自立(親離れ)させるとの価値観であり
わが国の子供への躾や愛情とは対極的。
わが国以外の文化を知り咀嚼し
良いと思うことは実践することが大切で
私たち親の意識改革にて親離れ子離れが実現。
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