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2010年12月30日 12:00


それからのパリ


久しぶりに昔読んだ本を開いたので

雨宮塔子著 「それからのパリ」 よりご紹介。





"パリはカップルが基本の社会だ。

子供が生まれてもライフスタイルが子供寄りになることはなく

あくまで夫婦が中心であるのに変わりはない。

寝室も早くから親と子を分ける。





早ければ生後7ヶ月にはオムツからも卒業し

寝るときは一人で寝るものだと無意識に自分を律してゆく

フランスの子供たちが 日本の子供たちよりも 精神的に

大人になるのがずっと早いのも頷けるような気がする。





子供が夜泣きして夫婦の寝室のドアを叩くことがあっても

ドアに鍵をかけて頑なに開けないのだという。強い。

子離れの早い大人中心の国。





子供に冷たいとか関心事が自分自身であるとかいう前に

子供を自分たちの所有物としてでなく

あくまで一個の人格とみなし そう扱う逞しさがある。"





 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

雨宮さんが渡仏してから結婚・出産・子育てをする中で

子供への躾・愛情・生活文化・価値観などについて

良き体験として紹介されていると思います。





子供を自分たちの所有物でなく一個の人格とみなして

精神的に自立(親離れ)させるとの価値観であり

わが国の子供への躾や愛情とは対極的。





わが国以外の文化を知り咀嚼し

良いと思うことは実践することが大切で

私たち親の意識改革にて親離れ子離れが実現。


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