Landsape

Leaf

2011年03月11日 12:00


旧西村家住宅


建築は時代を語る よりご紹介。

和歌山県 旧西村家住宅 楽しき住家





" 文化学院の創立者西村伊作

その邸宅が熊野詣の地新宮に残されている。

「家族が楽しく暮らす家の中心は居間」

封建思想に支配された時代において心を開放した

幸せな生き方を洋式住宅を通して提案したのであった。





1919(大正8)年 『楽しき住家』 と題された本が

巷の話題となり「洋風住宅建築の栞」という

宣伝文句で出版された住宅建設の指南書だ。

※田中修司著 「西村伊作の楽しき住家





著者のマイホームの夢が詰まったこの本には

「設計」「構造」から「ガレージ」に至るまで21章にわたって

西洋住宅の具体的な建設方法が記されていた。





大正デモクラシーの自由な空気と経済力の高まりを背景に

西洋風住宅は中流家庭にも広がり始めていた。

こうした時流に乗って『楽しく住家』は版を重ねていった。 "





三島 由紀夫の言葉

 「この世のもっとも純粋な喜びは 他人の幸福を見ることだ。」





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