春曉
「春曉」 孟浩然
春 眠 不 覺 曉 春眠 暁を覚えず
處 處 聞 啼 鳥 処処 啼鳥を聞く
夜 來 風 雨 聲 夜来 風雨の声
花 落 知 多 少 花落つること 多少を知らんや
何度も詠み暗記している「春曉」について
のどかな春景色を詠んだ詩といわれていますが
別の解釈がありましたので 参考になればと思い紹介します。
" この詩は五言一句で 四句の「五言絶句」の形式の詩です。
絶句は 一句目 二句目 三句目 四句目をそれぞれ
「起句」「承句」「転句」「結句」と言います。
文章を作る場合の「起承転結」ですね。
普通人が文章を書く場合 「結」のところに
一番言いたい事を持ってくるでしょう?
「絶句」についても これが言える場合が多いのです。
それを考えると 「一体 花は如何ほど散ってしまっただろうか?」と
心配する気持ちがこの詩の主題な訳です。
ですから この詩は のどかな春景色では無く
すぐ散ってしまう花を そして春を惜しむ歌である訳です。
また こう考える事も出来ます。
春イコール青春 と考えまして 「のんびり過ごしているうちに
一夜の雨風で花が散り去って行ってしまう様に
青春の日々などいとも簡単に過ぎ去ってしまう。
だから 今を大事に生きなさい」 なんて
意味が込められている様に取る事は出来ないでしょうか? "
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
なるほど・・とわたしは納得をしました。
“すぐに散ってしまう花 そして春を惜しむ詩”
人生は長いようで短いので 毎日を大切にと思います。
儒教の創始者 孔子 『論語』より
「知者は惑わず。仁者は憂えず。勇者は懼れず。」
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