Landscape
ランドスケープ
“ 再生を果した文化人の家” よりご紹介
" 市民の声から取り壊しが中止され保存・再生を遂げた
建物がある。北海道札幌市の 旧小熊邸 だ。
老朽化から止むなく処分される事例が相次ぐ中
再び息を吹き返すことができたのは
市民 行政 所有者の気持ちが一つになったからだった。
小熊桿博士の私邸として1927(昭和2)年建設
設計は田上義也で帝国ホテル建設の為来日していた
巨匠フランク・ロイド・ライトに師事をして薫陶を受けた逸材だ。
老朽化していた建物も可能な限り復元され往時の雰囲気を
取り戻した旧小熊邸。田上義也の傑作は市民による
熱意に支えられ北の大地で輝き続けている。"
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わが国で近代建築の保存運動本格化は80年代以降で
それまでは経済原理が優先され貴重な建築は
失なわれてきた残念な歴史があります。
歴史 伝統 文化は日々の積み重ねで構築されますが
建物を含め“モノに魂が宿る”との価値観により
モノを大切にする社会をと願っています。
放送作家・エッセイスト 永六輔 の名言
「モノの価値というのは 良い悪いじゃありません。
高い安いでもありません。
大切なのは 飽きるか飽きないかです。」
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