Cutlery
カトラリー
吉村葉子著 「お金がなくても平気なフランス人
お金があっても不安な日本人」より・・
" 『これが私たちから貴女への結婚のお祝い。
私が20歳で結婚したとき私の母
つまり貴女の曾おばあさんが私にくれたカトラリーですよ。
57年間で2回メッキをし直しました。
これからは貴女の時代なのだから
素敵なお友達をたくさん呼んでこのカトラリーで
ディナーをしてもらいたいと思います。
おじいさんとおばあさんから 貴女たちへのこれが結婚のお祝い』
ピカピカに磨きこまれたカトラリー。
おばあさんから孫に 一本も欠けることなく
世代を超えて使いつがれる132本のナイフとフォークとスプーンは
一族のまさに女性の歴史を物語っている。 "
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
著者の知合いが結婚し一緒に実家に行くことを誘われ
実家にて祖母より孫娘(知合い)への結婚祝い
そのときの様子が本で紹介されています。
モノの価値はブランドや金額などではなく
その人の境涯や価値観ということが伝わる内容で
祖母から孫娘へのカトラリーのプレゼントはとても感動します。
57年間メンテナンスをしながら大切に使い そして引き継がれる文化
『素敵なお友達をたくさん呼んで このカトラリーでディナーを・・』
人を招くことが大人として認知される第一歩との価値観
私たちの社会も文化として根付くことを期待します。
フランスの劇作家 コルネイユ の名言
「物の与え方は 与える物それ自体よりも大切である」
駐車場ご案内
関連記事