Book
新刊本
“ザザシティ浜松中央館”の地権者法人「アルファ・イチマルマル」が
東京地裁に自己破産を申請したことが判明との報道
市街地の空洞化は加速し寂しい限りです。
気分を変え “読書の秋” を満喫しましょう!
2011年9月発刊 小説 『 神様の女房 』 をご紹介。
著者 高橋誠之助氏のインタビュー(抜粋)より
― むめのさんは見合いで 財産もなく病弱な松下青年と結婚します。
最近は条件をつけて結婚相手を探す人もいるようですが
むめのさんはそういうことは一切なしで むしろ
「ゼロの方がいい」と言っています。「人からもろた人生
ではなく 自分自身で人生をつくっていくことができるんや」と。
― むめの夫人は従業員も大事にしていたとのことですが。
松下電器がまだ小さな会社だったころ 従業員を集めるのに
苦労したのです。そこで出社してくる従業員を工場の
門の前で出迎え 帰りは見送りました。
一緒に仕事をしてもらうには どんなことが大事かということを
肌で感じていたのですね。経営者が働く人への
心配りができるかどうかが大切です。
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高橋氏は松下幸之助の命で執事として晩年のむめの夫人に仕え
インタビューは抜粋ですが むめの夫人の人間性が伝わり
経営の神様に むめの夫人あり!と感じました。
「若さに贈る」より転載・・家がゆきづまり9歳で大阪の店に奉公となり
母親が駅まで送り「この子は一人で大阪まで行きますが途中を
どうかお願いします。」と泣きながら同席者に頼んだ・・
9歳のわが子を手放す母親の心中は察するに余りありますが
明治と平成の時代背景は 単純比較できないものの
親離れ子離れができないといわれるわが国。
むめの夫人の 「ゼロの方がいい」 との気骨
目先の利害得失や打算的そして 3K とは対照的
いかなる時代でも 精神的な価値を大切にしたいと思います。
インドの思想家 ヴィヴェーカーナンダ の名言
「いっさいの人間は 他人のために己を犠牲にする
心構えのある人に対しては 尊敬と畏怖の念を抱く。」
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