Book

Leaf

2011年10月08日 12:00


新刊本


ザザシティ浜松中央館”の地権者法人「アルファ・イチマルマル」が

東京地裁に自己破産を申請したことが判明との報道

市街地の空洞化は加速し寂しい限りです。





気分を変え “読書の秋” を満喫しましょう!

2011年9月発刊 小説 『 神様の女房 』 をご紹介。

著者 高橋誠之助氏のインタビュー(抜粋)より





むめのさんは見合いで 財産もなく病弱な松下青年と結婚します。

最近は条件をつけて結婚相手を探す人もいるようですが

むめのさんはそういうことは一切なしで むしろ

「ゼロの方がいい」と言っています。「人からもろた人生

ではなく 自分自身で人生をつくっていくことができるんや」と。





むめの夫人は従業員も大事にしていたとのことですが。

松下電器がまだ小さな会社だったころ 従業員を集めるのに

苦労したのです。そこで出社してくる従業員を工場の

門の前で出迎え 帰りは見送りました。





一緒に仕事をしてもらうには どんなことが大事かということを

肌で感じていたのですね。経営者が働く人への

心配りができるかどうかが大切です。





 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

高橋氏は松下幸之助の命で執事として晩年のむめの夫人に仕え

インタビューは抜粋ですが むめの夫人の人間性が伝わり

経営の神様に むめの夫人あり!と感じました。





若さに贈る」より転載・・家がゆきづまり9歳で大阪の店に奉公となり

母親が駅まで送り「この子は一人で大阪まで行きますが途中を

どうかお願いします。」と泣きながら同席者に頼んだ・・





9歳のわが子を手放す母親の心中は察するに余りありますが

明治と平成の時代背景は 単純比較できないものの

親離れ子離れができないといわれるわが国。





むめの夫人の 「ゼロの方がいい」 との気骨

目先の利害得失や打算的そして 3K とは対照的

いかなる時代でも 精神的な価値を大切にしたいと思います。





インドの思想家 ヴィヴェーカーナンダ の名言

「いっさいの人間は 他人のために己を犠牲にする

心構えのある人に対しては 尊敬と畏怖の念を抱く。」





駐車場ご案内

関連記事