Column
大自在
静岡新聞 ≪ 大自在 ≫ よりご紹介
“ アインシュタインは1922年出版社の招待で来日
関西への講演旅行中 景色を眺めていた博士が声をあげた
「ああ あそこに大層不経済なものがある」 電信柱の電灯を見ての指摘。
随筆で谷崎は日本人には本来 光が織り成す影やほの暗さを楽しむ
美意識が備わっていると説く。同時にその美意識が煌々と
照らす明かりに象徴される生活の近代化で
失われつつと危機感を示す。
「夜も明るいのは文明。明るさの反対側にある闇や
陰影を生活で楽しむのが文化」 ディラン・れい子 さんは
著書 「フランス流節電の暮らし」でフランス人ならこう考えると指摘する。 ”
日本もフランスも文化を重んじるという共通点があると思いますが
高度成長を成し遂げた近代日本は 便利さ優先となり
良き文化が失なわれつつあるのが残念です。
数学者 藤原 正彦
「真の国際人となるのに最重要なのは
自国のよき文化 伝統 情緒をきちんと身につける
ことであり 郷土や祖国への誇りや愛情を抱くことである。」
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