白熱電球と温暖化対策。
「2010年から白熱灯の使用を禁止」―
去年、フランスのサルコジ大統領がこんな環境政策を発表しました。
それから少し日が過ぎてから、ここ日本でも
「国内での白熱電球の製造・販売を数年以内に中止する」方針を打ち出す見通しとなりました。
共に、白熱電球に比べ消費電力が少なく長持ちする電球形蛍光灯へ切り替えることで
温室効果ガスを削減しよう!という温暖化対策が目的です。
(ちなみにイギリスでは、08~11年の間に段階的に廃止する方針がすでに示されているそうです。)
あの白熱電球独特の味わいある明かりがこれから姿を消していくというのは、
空間が味気なくなってしまい とても寂しく思います。
が、深刻な環境問題を思うと、私たちの嗜好うんぬんどころではなく
できることから何でも取組んでいかなければ!という人間の責務も感じ、複雑な心境です。
日本では蛍光灯が比較的普及していますが、
蛍光灯があまり普及せず、豪華なシャンデリアや薄暗いカフェなど
白熱灯の味わいを楽しんでいるフランスでは、懸念の声が上がっているそうです。
最近では、蛍光灯でも白熱電球の明かりの色を再現したタイプの商品が多く出てきています。
本物の白熱電球と比べてしまうと、やはり味わいは「白熱電球風」になってしまいますが。。
白熱電球→電球形蛍光灯の切り替え期間を「3年以内」とする案も出ているそうです。
それまでに、各メーカーさんがより良い商品を開発してくれることを願うばかりです。
人にも、環境にも良い商品を・・・。
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