2013年03月27日

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NEWS ポストセブンより


大前研一氏 「 日本では住宅を買ってはいけない 」 と指摘

“ 日本ほど 「買った瞬間に住宅の価格が下がる」 国は世界にないからだ。

買った時が一番高く その後はどんどん値下がりして

一戸建ては10年後には銀行の査定だと土地の値段だけになってしまう。

欧米は日本と逆に買った時が一番安く 徐々に価値が上がって将来の資産になる。

しかも たいがい値上がり率は銀行預金や株式よりも高くなる。


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日本で住宅の価格が下がる理由は二つある。一つは「街並み」の問題だ。

アメリカの場合 住宅街は時と共に磨かれ充実していく。

最初は殺風景な新興住宅街でも だんだん樹木が大きくなって

街並みが整備されていくと街そのものに落ち着きが出てきて

10~20年後には高級住宅街になる。


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つまり 街並みにはワインと同じようにビンテージがあり

時間が経てば経つほど熟成されていくのである。

一方 まだ日本人は街並みが住宅の商品価値を上げる

最大の要因だということに気づいていない。

だから 住民に街並みを磨き 壊さないようにするという配慮がない。

新興住宅街は出来上がった時が最もきれいで 時と共に寂れていく。


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代表的な例は東京の田園調布だ。

かつて田園調布は日本の高級住宅街の代名詞だった。

ところが今や その面影は全くない。1980年代のバブル期に相続税対策で

多くの家が土地を切り売りしたり 借金をして庭先に子供の家や

賃貸住宅を建てたりしたため 広々としていた区画が

細切れになって家が建て込み 街並みが貧相になってしまった。”


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約2年前に記載された大前研一氏の記事ですが

住宅産業に携わる私たちは真摯に受けとめるべく指摘だと思います。

住宅の平均耐用年数 は英国141年 米国103年 独国79年 日本30年とのこと・・

わが国で住まいの文化向上や街並みなど全体観にたって判断をしている

住宅メーカーや工務店がどれほど存在するのか疑問です。

衣食住において優先順位が低いとされる住まいの文化や価値観について

私たちは欧米の住文化を真摯に学ぶべきだと思います。


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ドイツの詩人 作家 ゲアハルト・ハウプトマン

「利口な者たちの中に潜む愚かさほど恐ろしいものはない。」
  
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